最高速低下とパワーダウンを改善!CJ46A スカイウェイブ
本日は以前より坂道での失速や冬になると最高速が出ない問題について解決していこうと思います。
私のスカイウェイブは冬になると、ちょっとした坂道にも拘らず、40km/hまで失速します。
あまりにも遅いので何とかしたいと考えていました。
それではスタートです。
まず初めにカバーの外し方やプーリーの外し方については以前のページで紹介しているので確認して下さい。
外したフィクストドライブとムーバブルドライブががこちらです。
段がついているのがわかると思います。
それと全体的に痩せてきているように感じます。
新品のフィクストドライブ 型式:21110-06H00 と スズキ純正 フエイス ムーバブルドライブ 21120-06H00(俗にいうプーリー側です。)になります。
やはり新品と比べると、かなり痩せているのが分かります。
取り付ける前に、軸の部分に薄ーくデイトナ バイク用 グリス 使用温度-10~150℃ 耐摩耗性 耐久性 モリブデングリス 50g 17683を塗ります。
グリスが飛んでベルトにつくと滑りの原因になるので、本当に薄ーくです。
ウェイトローラ―を入れてカバーを取り付けたら、軸にはめ込みます。
取付の際に、フィクストドライブとムーバブルドライブのフェイス側に油分があるので、アルコールやKURE パーツクリーナー 金属パーツ洗浄剤 840ml 1422を使って油分を除去します。
今度はクラッチ側のスズキ純正 フェイス フィクストドリブン 21210-06H00とスズキ純正 フェイス ムーバブルドリブン 21240-06H50 を外します。
ねじが固すぎて外れなかったので、まずは、ワコーズ RP-L ラスぺネ 無臭性浸透潤滑剤 A120 420ml A120 [HTRC3]を吹いて、それでも外れず、ナットが舐めってしまったので、なめったねじを外すツイストターボソケット セット 10mm 11mm 12mm 13mm 14mm 15mm 16mm 17mm 19mm ロックナットバスター ホイールロックナット外し ソケットセット ロックナット なめたナット 取り外し 工具 インパクトレンチ使用可 3/8 ナットツイスターを使って、それでもだめで、奥の手でJTC ナットクラッシャー 車体整備 ハンドツール ダメージナット用 JTC5612を使ったんですけど、それでも外れず・・・・
本当に困ってしまって、奥の手でサンダーで削ったんですけど、それだけはダメだったので、最終的に【令和革新モデル バーナー】トーチバーナー 逆さ使用 900℃〜1300℃調整可能 日本語の取扱説明書付き 電子点火 炙り料理 バーベキュー 炭の火越し 凍結解氷 釣り 溶接など使える 安心の1年保証であぶったうえでSUN UP パイプレンチ JIS規格 SPW-350 350mm 本体: 奥行3.3cm 本体: 高さ32cm 本体: 幅7.5cmを使って外しました。
外れるとクラッチプレートが見えてきます。
これも外したら、フィクスドリブン21210-06H00 と ムーバブルドリブン21240-06H50 も一緒に外します。
ちなみに、新品を使用する場合、ドリブンに取り付けられている シール×2個 21247-14F00 と Oリング 21245-14F00 と ベアリング 21214-06H10 と 09262-15053 と サークリップ 08331-41289 も必要になります。
今度はシュークラッチがナットでとまっているので、キタコ(KITACO) ドリブンロックレンチ(41mm/46mm) ジョグ/フォルツァ/スカイウェイブ250/シグナス125等 674-0500403を使用して外します。
外す時は、ナットが取れたらスプリングの力で跳ね返ってきますので、怪我しないように抑えて下さい。
今度はピン(21248-14F10 と 21249-14F10) の3本止まっているので、これをプライヤーで引っ張って外して、新しいドリブンに取り付けます。
取り付けた後は、グリスをこれでもかっていうぐらいに塗ります。
ドリブンのシート 21471-14F40 は再利用します。
スプリング 21243-14F40 も再利用します。
これら全てを取り付けて、最後は逆の手順で取付て完成なんですが、結構専門道具が必要だったりするので、バイク屋さんに出した方が良いかもしれません。
写真はフィクストドリブンの裏側からベアリングとサークリップを入れるところになるんですけど、ベアリングを奥まで入れて、その後にベアリングの外径と同じぐらいのソケットを利用して、上から叩いて入れています。
ドン付きまでベアリングを圧入すると、内部にサークリップがはまる溝があるので、そこに入れます。
それが出来たら今度はもう一つのベアリングを入れるんですが、これは固いのでフィクストドリブン側をバーナーであぶって入れやすくしておきます。
それが出来たら、ベアリングにグリスを塗布して、上からたたき入れます。
最後にベルトを取り付けて完成になりますが、フェイス面の油分は完全に除去してください。
結果として、純正部品にも拘らず、走りが劇的に変化しました。
寒くなると失速しまくりで、原付に乗った方が良いんじゃないか?っていうぐらいに遅かったですが、失速もほとんどなくなり、最高速についても10km/h程度は上がっています。
もっと早くから行えばよかった。
30000q程度の走行がある車両の場合、これを行ってみると、かなり変化がありますよ。