知的障害者様の性処理の問題について。※問題解決を望む保護者様向け
これから行うお話は、我々にとって何一つのメリットが見出せないどころか、むしろデメリットしか存在しないと感じていたからです。
寧ろ、この意見を述べる事を避けてきました。
しかし、これまで沢山のご相談を受けましたが、いくら相談を受けたとしても、問題を抱えて困っている方達は、必ず最後に、この問題の根底の部分に対する回答を欲しがっていると感じていました。
問題を解決する明確な答えを求めているので、曖昧な答えでは納得して頂けないのです。
その為、我々は明確な答えを見出す為、知って頂きたい点が御座います。
つまりは、この部分を理解して頂かないと、話が纏まらないのです。
というのも、以前から知的障害者の方の性の問題については、かなりの件数のご相談を受けていました。
実際にその問題の多くは、ご家族は勿論の事、ご本人様にとっても、とても深刻な問題となっているので、問題解決に向けて、今現状で、我々が出来ることだけを考え、お話をしていきたいと思います。
そして、お問合わせを頂く前に、当該問題に頭を悩まされている方が、少しでもこのブログを見て、何かを感じ、行動し、そして問題解決の糸口になれば幸いです。
また、このままの状態を放置していくと、「相談のみ」に回線の多くを取られてしまい、業務に支障が出てしまっている現状も御座います。
そして、大変恐縮では御座いますが、我々としても、営利を目的として業務を行っていますので、支障が完全に出てしまうのであれば、存続が困難になってしまう諸事情を少しだけでも汲み取って頂ければ幸いです。
本当に、申し訳ないと思っています・・・
まず始めに、知的障害者様への性に関するサービスについて、当社としての見解をお話していきたいと思います。
以前のブログでも申し上げましたが、この問題については、私一個人としても、遠い問題ではないということ。
これについては、以前のブログを確認して頂ければ理解出来るかと思いますが、それと同時に、問題解決に対する良案が現時点では、用意できていないという事。
基本的には、我々風俗店は、既存の売春防止法等を始めとする風営法によって、運営されています。
万が一、この法令を厳守出来なかった場合、代表である経営者には、とても重い罰則が用意されている点が挙げられます。
しかし、この風営法そのものも、今日では多少なり変化はあったにせよ、原則として昔からの「ある種の偏見のようなもの」に偏って、作られた法令だと私は感じています。
つまりは、その昔、女性が何らかの理由で無理やり働かされているとする考えの下、作られている法案であるという事。
かくゆう私自身も、この業界に来る前には、多くの人が、自分とは関係の無い(例えば、借金を背負わされた、もしくは背負わなければいけない立場になった)何らかの理由でお金の問題を抱えているので、この業界に仕方なく来ているんではないか?と感じていた一人でした。
確かに、その様な人もいるかもしれません。
だから、全く無い等と否定はする気は毛頭御座いませんが、私はこれまで、実際の面談も含め、何百人とお会いしてきましたが、実際にその様な事例で、この業界に足を踏み入れてくる人は、我々のところに限っては、ほぼ皆無であったという事実が御座います。
多くの人は、「より良い生活をしたい」「より自分が活躍できる業界が良い」「自分のライフスタイルを重視した上で働ける仕事がしたい」などという、私情に関係するものが就業する主な理由です。
このことについては、実際に、この業界に精通している女性スタッフからも拝聴しています。
このように考え、リスクを極力減らし、収入を得たいと感じているスタッフは数多くいます。
これは、当然の考え方とも言えます。
だれだって、リスクを少なく、稼ぎたいと考えますからね。
しかし、リスク回避をどのようにする事が出来るのか?これが出来るのであれば、おそらく対応していく事は可能になるかもしれませんが、それでも極限られた理解ある小数のスタッフのみの対応になります。
そして経営者の立場としてお話をさせて頂ければ、現行の法令に基づいて経営を行っていかなくてはならないので、万が一、利用者様が意図してでは無くとも、この法令に反する違反があった場合、店舗そのものの存続が危ぶまれてしまう程、ハイリスクであるということを理解して頂ければ幸いです。
仮に、利用者であるお客様、ならびスタッフに、経営者よりも、より強い罰則規定を設けるか、もしくは、経営者の罰則規定を軽くするのであれば、問題も軽減されますが、性善説にたった法令等は、私個人の見解としては、全く意味の無いものだと考えています。
よって、上記で述べている前者であれば、利用者様やスタッフ側に強い理性が働き、問題もまた、変化していくかと思います。
この事が何を言いたいのかと申しますと、「理性がどこまで働き、法令を認識し、厳守する事が出来るのか?」この点に付きます。
健常者であろうと知的障害者であろうと、この一点に尽きます。
健常者等の多くは、社会的地位があり、ご結婚されている方であったり、財産を多少なりとも持っている方が大半だと思います。
その中で、あえてリスクを犯してまで、犯罪を犯さないのではないか?と考えています。
正確には、「その確率の問題」です。
理性というものは、本能の前では、とても保つ事が困難になります。
健常者であっても、ルールを守らない人、責任を取らない人は一定数存在します。
例えば、風俗とは関係の無い恋人同士の性交渉であっても、子供を生むつもりも、結婚して責任を取るつもりもないのに、避妊具を使用せずに、行為を行ってしまう男女が存在します。
理性的に冷静に考えれば、一時の快楽よりも先の事を考えるはずです。
しかし、それが出来ない。
ちょっとぐらい・・・とか、安全日であれば・・・とか、本能の前では、理性等吹き飛んでしまい、安直な答えを求める人もいます。
とはいっても、理性を最後まで保ている人もいます。
これは、どうしてでしょうか?
その後生じる問題について、「利害関係として考えている」、もしくは幼少時代に両親等からの教えてもらった「道徳観念に関する教育が行き届いている」からではないでしょうか?
最低でも、本人が利害として捉えていれば、問題は起きません。
利害といえば、言葉はきついですが、自分の持っている目標を達成する為に、今が、責任を取る時なのか?を精査しているように感じとれます。
例えば、「まだ遊びたい。」とか、「まだ仕事に全精力を注いでいたい。」とかですね。
だからこそ、理性を保つ為に、皆さんが抱えているバックグラウンドが、とても重要な精査基準になるのです。
抱えているものがあるからこそ、一線を越えないように努めると考えています。
無論、そんなものがなくとも、しっかりと守って頂ける方も多数存在します。
しかし、我々運営者が、安直に性善説にたった考え方だけで、物事を判断する事は、あまりにも危険なのです。
だからこそ、トラブルを極力回避できるように努め、安全に利用して頂ける方を見つけるような「確立を上げる事だけ」を見据えて、集客を考えるのです。
そして、万が一の問題に対応できる術がなければ、対応が困難になってしまうのです。
勿論、保護者の方々は、ご自身お子様の事ですから、可愛い子供であるには違いないので、性善説に立って考えたいと思う事は、当然の事かと思います。
本来信じる事は、とても素晴らしい事なはずです。
しかし、もし「保護者の方でも知らない一面」というものがあったとしたら、いかがでしょうか?
電話を頂く多くの方は、本当に困っていますし、今までこの様なサービスを享受したことが無い方が大半です。
ということは、言い換えれば、両親であっても「サービスを享受する際、お子様が、どのようになるのか経験が無い」という事とも言い換えられます。
そして、お子さんの生活基盤は、どなたによって確立されているのでしょうか?
知的障害者様が法令に反した場合、罰則はどのようになるのでしょうか?
その罰則を受ける事に対する恐れは感じているのでしょうか?
簡単に言えば、法治国家において、法を恐れない人間ほど、怖いものはありません。
これは、知的障害者でなくとも、健常者でも同様です。
この事を、どの程度認識をしているのか?や生活基盤がどのようになっているのか?が、非常に重要な判断基準とも言えます。
そして万が一、スタッフに怪我があった場合、もしくは、理性的に考えられなくなり、本番行為といわれるものを行ってしまった場合・・・・
この点が一番悩ましい点です。
ちなみに、我々は知的障害者様だけをお断りしてきた訳では御座いません。
前述しているように、健常者であっても、問題を起こすかもしれないであろうお客様については、お断りさせて頂いています。
その確率というのを、お客様との話の中から判断して、業務を行っています。
そして現在は、「本当に困っている相談者様限定」では御座いますが、お断りするのではなく、今、お客様が抱えている問題に対する改善策をご提案にさせて頂いています。
ご本人様が女性に対する接触を望んでいるが対応できない場合、全く異なる案で、段階を踏んで欲求を満たす方法を、アドバイザーとして提案をしています。
但し、これには一定の観察期間を必要とします。
恐らく保護者の方にも、一緒に観察して頂き、話し合いにも参加して頂く事になるかと思います。
まず、最初の準備として、性の問題を「何だか気恥ずかしい問題」と捉えるのではなく、「成人している男性にとっては、当然の事なんだ」という認識を、前もって家庭内で教えて頂ければと思います。
ただし、当該人が性に目覚めていない、興味を持っていないにも関わらず、わざわざ無理やり教えなくてもいいのでは?とも考えています。
このさじ加減については、毎日を共にしているご両親が、一番理解をしている事と思いますので、お子さんにあった方法で、話し合いをしてみて下さい。
また中には、片親で、子育てをされている方もいらっしゃいます。
母親が話すには、少々難しい議題と感じている場合、それらも踏まえて我々が協議をしてく事は可能かと存じます。
何時でもという訳には行きませんが、一人で問題を抱えて苦悩されているのであれば、我々が微力ながら解決に向け、時間が許す限り、協議を進めてまいりたいと考えていますので、ご相談下さい。
しかし時として、ご両親にとっては、耳の痛い問題もお話する事もあるかもしれません。
この事をしっかりと認識し、そして、お子様の為に改善していく事、これまで以上の努力をして頂く事をお話する場合も御座いますので、ご了承の程お願い申し上げます。
ただし、先述したとおり、我々としても本来の業務が御座いますので、これらの妨げにならない事が絶対的な条件となりますことも、合わせてご了承の程お願い申し上げます。
そして、その結果、少しでも多くの方に笑顔が齎されれば、私一個人としても大変嬉しく思います。
今の我々に出来る事は、ここまでしかない。という事、力不足で申し訳御座いませんが、何卒ご理解の程、お願い申し上げます。
お客様から私への成績表です。
ポチっと押してくれた数が多ければ、それを指針にして活動を行なっていきます。