ブレーキが戻らない・固着して動かない・・・ リアブレーキシュー交換!AF35 ライブディオ スクーター
今回は、AF35 ライブディオ リアブレーキが固着して戻らなくなったので、修理していきたいと思います。
では早速スタートです。
まずは、マフラーの取り外しになりますが、E-Value ソケットレンチセット 差込角6.35(1/4インチ) 38点組 ESR-2038Mが無いと、作業にならないので、購入してください。
特にマフラーの脱着については、作業スペースがかなり狭いので、注意が必要です。
マフラーのサポート部分のボルトも緩めて、マフラーが外れたら、
22mmのメガネレンチでリアタイヤのボルトを緩めます。
リアタイヤを外すとブレーキシューが見えます。
ブレーキシューを半分に折る様にすると、シューが外れます。
今までブレーキシューがついていた場所にブレーキシムグリスを塗布します。
種類は違いますが、キタコ(KITACO) ブレーキディスクパッドグリス 5G KCON 0900-969-00190も、同じような商品です。
グリスの使い分けについては、
・モリブデン系グリス 負荷のかかるところで、金属同士の摩耗を防ぎたい箇所で使用。 樹脂やゴムを犯すので、そのような場所での使用は不可。
・シリコン系グリス ゴムや樹脂を犯さないので、シール部分で使用。
・リチウム系グリス 足回りなどのグリスアップするところで、使用。一番親しみやすい。
という認識で、使い分けています。
今回使用するブレーキシムグリスは、二硫化モリブデングリスになるので、ブレーキ以外のホイールを止めているシャフトでも使用しようと思います。
その前に、シャフト周りが汚いので洗浄します。
洗浄の際には、ヤマハ ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー(泡タイプ) 500ml [HTRC2.1] 90793-40073を使用しますが、ここで、注意点があります。
このクリーナーを、直接噴射して洗浄をしているのを見かけますが、この方法を行うと、シャフトの軸の部分についているグリス等まで取り除かれてされてしまったり、パッキン等に付いたりすると、その部分が劣化したりするので、ウエスなどに吹き付けてから、軸だけを洗浄するようにしましょう。
直接噴射すると、最初は良くなるんですが、短期間で、軸の動きが悪くなったりします。
洗浄が終わったら、ブレーキレバーを握ると動くシャフト部分と
この部分に塗布します。
それが出来たら、今度はCustomize(カスタマイズ) ライブディオ ZX スーパーディオ タクト ジャイロ等用 ブレーキシュー -を使用して、取り付けます。
スプリングを組んだ状態で、手で軽く広げて取り付けると、こんな感じになります。
リアブレーキを握ると、この部分がねじれる様に動いて、外側へパットを圧着します。
最後にホイールを取り付けるシャフト部分にも塗布して、逆の手順で組み立てたら、完成。
パットが安いわりに、十分な制動力があるので、満足です。
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