スクーターのエンジンが、かからない! かかりずらい原因 AF35 ライブディオ
本日はスクーター(AF35 ライブディオ)のエンジンが掛かりずらい原因について、お話をしたいと思います。
ただこれには結構原因があって、特定するのがとても大変なので、ここでは簡単に解決できる原因については割愛していきたいと思います。
まず初めに、
・バッテリーの劣化
・プラグの劣化
・プラグコードの劣化
・ガソリンポンプの不具合
・オートチョークの破損
・レギュレーターの破損
大まかに分けて、これらが原因として考えられますが、今回は、「掛からない」というよりは、「掛かりずらい」部分についてお話をしていきたいともいます。
まず掛かりずらいといえば、しばらく乗らないでいると、掛かりずらい症状が出てきます。
これは、バッテリーの劣化等をはじめとする、電気系の故障とガソリンの逆流があります。
電気系の簡単な原因は割愛しますが、まずはフライホイールとステーターベースコイルの故障や埃による電気系不具合があります。
当該箇所については、まずはカバーをはずして、
クーリングファンもはずします。
クーリングファンを外すと当該設置場所となりますが、原付乗っている人の大半は、この部分についてノーメンテナンスだったりするんですよね。
この部分が発電しているので、当然埃などにまみれて居れば、発電能力の低下に繋がります。
バッテリーやプラグもコードも交換したのに掛かりずらいのであれば、この部分を疑ってみてください。
新品に交換するのが一番いいですが、エアーブローをするだけでも劇的に効果があったりすることもあります。
また前述したガソリンの逆流についてですが、長期間エンジンをかけていないと、ホース内が真空状態になっているので、キャブレターの高いほうからガソリンタンクの低いほうにストローのように吸い戻される現象が起きます。
つまり、キャブレター内にあるガソリンが逆流してタンク側に戻り、結果キャブレター内のガスが薄くなり、エンジンが掛かりずらいという症状として現れます。
そうなると何十回とキックしてガソリンを送らないと当然エンジンが掛かりませんよね。
そこで、ガソリンタンクからキャブレターに通っているホースの間にチェックバルブという逆流防止弁を取り付けることで、一方方向にしか通らなくなるので、タンクに戻るガソリンをそこでストップさせることが出来るんです。
これをすると、掛かりずらいエンジンでも簡単に掛けることが出来ます。
またこれとは逆に、ガソリンの供給過多により掛かりずらいというか、掛かった後のアイドリングが高い状態が続く場合は、オートチョークの故障が起因していることがあります。
アイドルスクリューの調整不足については、ねじを締めれば良いだけなので、ここでは割愛しますが、オートチョークについては、結構な頻度で壊れるため、これをあえてキャンセルして、使用している人もいるそうです。
オートチョークが通電することによって、ガソリ供給量が適正な状態になりますが、何らかの原因で通電しなくなったりすると、絶えず供給過多な状態となります。
そうなれば、当然かぶったり、アイドリング高くなったりしてしまいますよね。
尚、オートチョークに関する記事は、こちらで話しているので、ご確認ください。
今回お話したのは、こういった原因も一例としてある事を紹介させて戴きました