フロントブレーキの引きずりの為、ブレーキパッド・フルード・キャリパー交換の自分でやってみる! DIY編!AF35 ライブディオ スクーター
以前よりフロントブレーキの引きずりが気になっていたので、キャリパーOHをしようと思ったら、パッドの取り付けねじがなめってしまい、取り外せなくなったので、中古のキャリパーを購入して、取り付けようと思います。
中古のキャリパーって、3000円ぐらいで買えるし、こっちの方が早いんですよね。
では早速スタートです。

まずは、キャリパーが2か所のボルトで止まっているので、外します。

とれたら、今度は、ブレーキフルードが通っているパイプラインを外します。
この時にフルードが出てくるので、受け皿を用意しましょう。
この液が塗装面に付くと、塗装がはがれてしまうので。

そしたら、2か所のボルトでパッドを固定しているので、六角レンチで取り外すんですが、こういった重要な部分のボルトは、結構きつく締まっている事が大半です。
できれば、JTC 12.7mmインパクト6角ソケットセット 12.7mm 6角 ビット ヘキサゴン ソケット 8pcs セット JTCJ408Hと、(STRAIGHT/ストレート) 1/2”(12.7mm) コードレスインパクトレンチ 19.2V 17-1800
を購入したほうが良いです。
ブレーキ関係のボルトは固く締まっているので、手工具でやるとナメってしまう事が多いです。
こういう場所の場合、インパクトのような打撃を与える外し方の方が、簡単に外せます。

外すとこんな感じになります。

キャリパーは中古を使うので面取りはしませんが、新しいパットを取り付ける時には、パッドのディスクとのあたり面をやすりで45度ぐらいの角度で面取りしてください。
これは、ブレーキ時の泣き防止になりますので。
それができたら、今度はシリンダーのあたり面や金属のあたり面(下側)にスミコー ブレーキシムグリース [その他]
を塗布するんですが、くれぐれもブレーキパッドのディスクあたり面にはつかないようにして下さいね。
ブレーキ効かなくなりますので。

そしたら、シリンダーとパットの間にドライバー入れて、こじってシリンダーを奥に縮ませて、パッドに隙間を作り、ディスクローターにセットして、フルードのホースも取り付けます。

マスターシリンダーの蓋を取りますが、ここもかなり固着しているので、ワコーズ RP-L ラスぺネ 無臭性浸透潤滑剤 A120 420ml A120 [HTRC3]
を吹きかけて時間をおいてから外します。
5−56の強力版みたいなもので、これは良いです。

マイナスドライバーで中のゴムを傷つけないように外します。

外れるとこのようになります。
今回は、このまま流用します。

マスターシリンダーの蓋を見ると、「何を使いなさい」と指定されています。
ちなみに、DOT4のブレーキフルードは、レースなんかで使うような使い方の場合に使用すればいいんじゃないかな?
普通は、劣化の遅いDOT3で十分。
詳しくは、他のページに記載しているので、確認してください。

CASTROL(カストロール) ブレーキフルード DOT3 0.5L [HTRC3]をスクーターをまっすぐな状態にして、蓋ギリギリまで足していきます。

キャリパーにゴムで蓋をしてある部分があります。
ここを外して、

中空ボルトを少しだけ緩めます。
追加したフルードはホースを通って、ここから排出されます。

中空ボルトをちょっとだけ緩めた状態で、フロントブレーキを何度も握ってを繰り返すと、ホースの中に入っているエアーが中空ボルトから排出されます。
それと同時にマスターシリンダーに入れたフルードも少しずつ送られていくので、握るたびに量が減っていきます。
この時、マスターシリンダー内に絶えずフルードを入れておいてください。
マスターシリンダー内のフルードが空になると、またエアーが噛んでしまって、やり直しになりますので。

フルードの油面はここに記述されている線の間になる様に調整してください。

エアーが出なくなって、油面もちょうど良くなったら、中空ボルトを締めて完了です。
中空ボルトは軽く締めれば大丈夫です。
締めすぎると壊れるので注意してください。
お客様から私への成績表です。
ポチっと押してくれた数が多ければ、それを指針にして活動を行なっていきます。
