アイドリング時のハンチングを改善!スロットルバルブ・インジェクター・エキゾーストコントロールバルブの清掃! GSX-R1000 K4 逆車 SSバイク
本日はGSX-R1000のアイドリング時のハンチング改善についてお話したいと思います。
ここ最近、アイドリングで停車しているとアイドリングが不安定になることや、マフラーから「ボッ・・・ボッ・・・ボボボッ」ってなることが多くなってきたので、整備を行っていこうと思います。
現時点で、プラグとフィルター交換は済んでいるので、おそらくフューエルインジェクターやスロットルバルブにカーボンを付着して、悪さをしているんじゃないかと思っています。
それではスタートです。
まずは、タンクとエアーフィルターボックスを外して、スロットルバルブにアクセスするんですが、ここまでの外し方については、他のページで紹介しているので、そちらを確認して下さい。
スロットルボディーにアクセスしたら、フレームについているゴムのカバーをマイナスドライバーで外して、
スロットルボディークランプをプラスドライバーで、左右から外します。
片側2個ずつ繋がっているので、反対側からも取ります。
ここで使用するKTC(ケーテーシー) 樹脂柄 ドライバーロング軸 クロス貫通タイプNo.2 D1P2230で無いと取れないので、注意して下さい。
今度はメインハーネスのカプラを外し、
フューエルデリバリーパイプマウンティングスクリュー×4ヶをプラスドライバーで外します。
締め付ける時は、3.5Nmです。
今度はインジェクションのカプラを外したら、スロットルバルブからインジェクターを引き抜きます。
尚、新品のインジェクターを取り付ける方は、型式15710−10G00 になります。
引き抜いたインジェクターの中を、今度はKURE パーツクリーナーで、洗浄します。
本来は、バッテリーか何かに配線を繋いで、インジェクターを開閉しながら行うと良いみたいなんですけど、メンドクサイので、このまま洗浄。
結構、汚れが出てきます。
これを四本やったら、相当汚れが出てきました。
髪の毛よりも細い穴から出てくるんだから、こんなちょっとした汚れでも、悪影響を及ぼします。
今度はスロットルボディーの汚れを落とすんですが、スロットルボディーの中には、セカンダリースロットルバルブと普通のスロットルバルブの合計2枚の弁があります。
両方洗浄するんですが、これも、車の時同様、洗浄には、ヤマハ ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー(泡タイプ) 500ml [HTRC2.1] 90793-40073を使用します。
ここで、注意点があります。
このクリーナーを、直接噴射して洗浄をしているのを見かけますが、この方法を行うと、スロットルバルブの開閉の軸の部分についているグリス等まで取り除かれてされてしまったり、パッキン等に付いたりすると、その部分が劣化したりするので、ウエスなどに吹き付けてから、軸を除いた回りだけを洗浄するようにしましょう。
直接噴射すると、最初は良くなるんですが、短期間で、軸の動きが悪くなったりして、余計にアイドリングが不安定になったりするようです。
これが洗浄した後ですね。
結構綺麗になりました。
そこまで汚れているって感じではなかったですけど、まあ良しとします。
最後に逆の手順で取り付けて完成なんですけど、アイドリングがかなり上がってしまったんですよね。
洗浄の効果かもしれませんので、アイドリングを調整するんですが、写真で指さしている部分が、スロットルストップスクリューになり、もう一本のネジが、ファーストアイドルアジャストスクリューになります。
冷間時には1500〜2000rpm になるように、ファーストアイドルスクリュー側を調整して、
温間時には、1050〜1250rpmになるよう、スロットルストップスクリュー側を調整します。
インジェクターを掃除してアイドリングかなり上がったけど、指定された回転数にすると、まだハンチングしますね・・・
ただ結果として、アイドリングを1500rpmにすると、かなりハンチングが収まりました。
恐らくインジェクター新品にしたら、完全に収まると思います。