SSバイクのメーターがチカチカする! レクチャファイヤーの故障?ジェネレーターの故障? DIY GSX-R1000 K4 逆車
本日は、突然、バイクのメーターがチカチカしたり、アイドリング状態でエンジンが勝手に止まってしまったりしたときのお話です。
上記のような症状が、私のバイクにも先程出たんですけど、普段乗らない時にはバッテリーは充電しているので、バッテリーの劣化は考えずらく、「なんでだろう???」と思っていたんですが、もしかしてレクチャファイヤーかジェネレーターが壊れたかも?と瞬時に思いました。
ジェネレーターが壊れている場合は、おおむね電気を作り出さなくなるので、当然バイクは発電出来なくなり、最終的にはバッテリーの電気を使い果たして止まってしまいます。
これとは別にレクチャファイヤーが壊れていると、電気はジェネレーターで作り出しているので、流れてはいきますが、15V以上流れていたり、逆に10Vしか無かったりします。
つまり、過電圧か電圧不足になるんですね。
話を簡単にすると、車で言うところの
オルタネーター = ジェネレーター + レクチャファイヤーと考えて下さい。
ジェネレーターで電気を作り出すけど、電気が安定していないので、レクチャファイヤーで14V前後に整流して電気を安定供給します。
ものすごーく簡単にお話すると・・・
車のバッテリーについては、こちらで詳しくお話しています。
とりあえず、何とか自宅まで戻ってきて、バッテリーの電圧を測ったら、13.5V。
通常バッテリーは、キーOFFの状態で電圧を計測すると、12.5〜13Vを指します。
12Vを切るようであれば、そろそろバッテリーの寿命かもしれません。
そこから考えても、かなり高め・・・
で、今度はエンジンをアイドリング状態にして計測すると、15.5V。
通常アイドリング状態では、レクチャファイヤーが整流して13.5〜14.5V程度を指します。
となると、15.5Vはかなり高いので、すぐさまレクチャファイヤーを購入。
ちなみに、
GSX-R1000 k3 レクチャファイヤーの型番
・32800−33E20
でしたが、新しい型番となり、
・32800−33E21 となります。
・ジェネレーターは、
・31401−18G00 です。
で、ふと思ったんです。どのあたりからおかしくなったんだろうと???
仕事を終えて、キーをオンにした時にキルスイッチが入っている状態でセルを回そうとしたんです。
「あれ?かからない。」と思って、キルスイッチが入っている事が解ったので、一度キルスイッチを切って、エンジンをかけたあたりから、アイドリングがばらついたり、ストールしたりしたんですよね。
「あれ?おかしいな。」と思いつつ、そのまま走っていたら、だんだん雲行きが怪しくなってきて、おっかなびっくりしながら、なんとか自宅に到着。
こんな流れだったんですけど、物は試しに、バッテリーの−端子を一度外してそれから再度エンジンをかけたんですね。
そしたら、直った・・・
電圧も正常。
恐らく、エンジンを掛ける時のキルスイッチのやつが原因で、何かしらECUが間違って学習してしまったので不調になり、バッテリーのマイナス端子を外してECUのリセットされ、改めてスタートしたら、直った…という事でしょうか?
電装系のトラブルがあった場合、一度リセットしてから、その後の経過を見るといいですね。
今回はいい勉強になりました。
よくよくGSX-R1000のサービスマニュアル見てみると、レクチャファイヤーは、5000回転で、14V〜15.5Vまでは正常との記述がありました。
とはいえ、瞬間的には、これを上回ったから、メーターがチカチカしたんでしょうけど・・・
後記
走行中になんか焼けるような臭いと、シート下あたりが熱い気がしたので確認してみると、なんかベタベタするものが垂れていました。
そういえば、ライトが少し暗い気もしたので、シートを外して、レクチャファイヤーを確認。
取り外して裏側を見てみると、一部溶けてパンクしていましたので、新品に交換。
レクチャファイヤーがパンクすると、電圧が極端に低くなるのか、過電流が流れて、ECUや電球のショートなどに繋がります。
電気系の不具合がある気がするなら、早めの交換をしないと高額費用が掛かるので注意が必要です。