食事とニキビの因果関係について。 とても重要な要因ともなるが、解決方法は、もっと根底にある。
今回は、食生活についてご説明をさせて頂きたいと思いますが、全ての原因は、これなしでは語れないというぐらい重要な要素になり、病気になるのも、当然ながら食べ物との因果関係が大きく存在してます。
人間の身体を作る上で、「食べ物」が大変重要な要素をなしているのは、周知の事実だと思いますが、もちろん肌にとっても、重大な影響を与えます。
そして、食事をする時に気をつけなければならないのは、栄養の偏りです。
栄養の偏った食事というのは、ターンオーバーの乱れや皮脂分泌の増加、内臓機能の低下などを起こし、ニキビを誘発する要因になります。
今回「食」に関するお話をしていきますが、中でも肉や魚等に含まれている脂分の違いが、肌にどのような影響を及ぼすのか？について考えていきたいと思います。
また、脂分には、いったいどんなも種類があるのか？などについても、合わせてご説明させて頂きたいと思います。
脂分は、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類があります。
この動物性脂肪(肉類などがそうです。)に含まれる飽和脂肪酸は、性ホルモンに作用して男性ホルモン分泌を高め、皮脂分泌を活発にする働きがありますので摂り過ぎには気をつけて下さい。
そして、魚等に含まれる「不飽和脂肪酸」は、血液をさらさらにして、肌の透明感を上げると共に、皮脂の脂分にも変化をもたらします。
つまりは、毛穴から出る脂分が異なります。
飽和脂肪酸のようなどろどろした脂分と、不飽和脂肪酸のようなさらさらした脂分、どちらが詰まりやすいでしょうか？
ニキビが炎症を起こすのは、詰まりからくるものです。
これを考えて頂ければ、理解しやすいと思います。
また近年、食の欧米化が進んで、昔の和食中心の生活から洋食中心の生活スタイルが浸透していますが、その結果として、特に女性の発育等に変化がもたらされている様に思えます。
昔の女性と比べると発育が良い分、スタイルも向上していますが、それと同時に顔の骨格に変化があるように感じ、肥満率も高いように見受けられます。
これは夜間の業務を行っていると、多くの女性との接点があるのと、容姿について、色々な角度から見る事が多いので気付きました。
この食事がもたらす作用というのは、スタイルのみならず、肌のきめ細かさまでも、食事によって、異なる結果が出る事を示しています。
例えば、和食中心の食事をしている日本人の女性の肌と、洋食中心の欧米人女性の肌を見比べると、違いがわかると思います。
これが良いのか悪いのかという議論は置いといて、私から見ると欧米の女性の肌質は、日本人の肌のきめ細かさとは違い、肌質が粗いように思えます。
「全ての人が」という訳ではありませんが、日本食はバランス取れているので、結果として、女性にとって、良い作用を齎していると思います。
この事より、肌への影響のみを考慮すれば、昔ながらの日本食は、肌にとっても、とても良い結果を表します。
また、上記でも述べていますが、ニキビ炎症の理由の一つとして、毛穴の詰まりがあります。
これらの結果を元に、毛穴が詰まる原因の一つとして、その身体から出てくる脂分の違いが挙げられます。
しかし、脂分をさらさらにするだけでは、新たに発生するにきびに有効な治療法とはいえません。
この他にも、脂分を分解するといわれるビタミンの摂取が、より効果的です。
そして、糖質・脂肪の分解や合成には、ビタミンB2が必要で、このビタミンB2は、皮膚のビタミンとも呼ばれていて、ビタミンBが不足すると皮脂の分解がされにくくなります。
洋食メインの方等は、積極的にビタミンBを摂取する事を心掛けて、脂分の分解を促して下さい。
その他にも、炭水化物というのは、消化すると糖分に分解されるので、適度な量に抑えることをおすすめします。
特にラーメン等麺類は、美味しいので、ついつい食べてしまいますが、上記で述べたビタミンB2の事を考えれば、肌にとっては、負担以外の、なにものでもないですね。
野菜の少ない肉中心の生活や、酒・タバコなどの刺激物、酸化した油脂を多く含むインスタント食品や加工品の過剰摂取には気をつけ、栄養バランスのよい食事を意識しましょう。
また、過度なダイエットによる脂肪・糖類（炭水化物）の制限も肌の乾燥や肌機能低下を招きますので、程ほどにするようにして下さい。
可能であれば、魚中心の食生活にする事をお勧めします。
さらには、夜食もエネルギーを消費しにくく、過剰エネルギーとなり中性脂肪に変わることで、ニキビを増やす原因や肥満の原因にもなります。
そのような理由からも解るように、エネルギー消費が比較的しやすい朝食をしっかり摂取し、夜食を少なくする事は、お肌を整える意味でも、大変重要な要素とも言えます。
お客様から私への成績表です。
ポチっと押してくれた数が多ければ、それを指針にして活動を行なっていきます。