転倒したらギアが1速に入らない!! シフトフォークを自分で治す!! Dトラッカー KLX250
転倒した時から1速にギアが入らなくなって、どうしたものかと思い、今回自分でシフトフォークを修理しようと思います。
何でもDトラッカーって、たいしたことない転倒でもシフトドラムが壊れたりするって聞いたりしたんですよね・・・
ギアが入らない原因として考えられるのが、
・クラッチワイヤーが伸びてしまった?
・シフトドラムの破損
・シフトフォーク箇所のスプリングのへたり
これが一番厄介ですが、
・ミッションギア内の不具合
この場合、腰下OHの勢いでやるので、正直修理費が高額になります。
高額になるなら、その前にシフトフォーク関連を変えてみて、それからどうするか考えてみようと思います。
ではスタートです。
まずは、スプロケットカバーを外します。
スプロケットを外します。
この時にインパクトを使用しますが、別のページで記述しているので確認して下さい。
今度は、リアショックをフリーの状態にするんで、下のプレートの片側のみ外します。
今度は、スイングアームとメインフレームの連結部分を外すんですが、ここは鬼のように固いです。
ラスペネ吹きまくってから、外してください。
レバーブロックを使用してますが、上に引き上げられれば何でもいいので、少しだけ上に引き上げてボルトを取りやすくします。
ボルトがはずれたら、シフトフォークのカバーを外すときにスイングアームが邪魔なので、さらに上に引き上げます。
シフトを外します。
この辺のカバーも含めてほとんどがM8のボルトで止まっています。
ここらへんで、エンジンオイルをすべて排出しておくようにして下さい。
じゃないと、カバーを外した時にドバーっと出てくるので。
まずは、ニュートラルポジションセンサーを外します。
この辺のボルト関係はすべて固いので、ラスペネを使用したりして、注意して外してください。
取れるとこんな感じ、センサーの金の部分と、写真の金の部分が合うと、ニュートラルのランプが点灯する仕組みですね。
カバーのボルトを外します。
この辺あたりから、外す事が困難になります。
プラスネジで止まっているんですが、舐めってしまったので、アネックス(ANEX) なめたネジはずしビット3本組 カラー塗装仕様 ステンレスネジ対応 ANH23とインパクトドライバーを使って取り外します。
これは、ドリル側の穴をあけて、逆タップ側でボルトを取り外すものになります。
たいていの場合、これだけで取り外せます。
この奥のボルトが問題で、なぜわざわざスイングアームを外したのか?に繋がっていきます。
まあ、こうでもしないと工具が全く入らないんですよね。
で、最初スパナが、かろうじて入ったので、外すことを試みてみたんですが、結果なめってしまい・・・
しかも悪いことに先ほど記述した「なめたネジはずし」も使えず・・・
困り果てていたところ、最後の手段で、マイナスドライバーでボルトに傷をつけて、その引っ掛かりを利用して、さらにマイナスドライバーで回す側に叩き込み、ボルトを外していきます。
外したボルトです。
これが一番早い。
こんなところにもボルトがあります。
ここまでくると終盤です。
御開帳です。
ホルダ取り外すとキー溝が掘ってあります。
これを組み合わせればいいのだけなので、組み付けも簡単です。
ケース側には、シャフトが付いています。
このクワガタのようなものがレバーコンプで、シフトドラムのイボイボに引っ掛かり、シフトチェンジの時にカチャッカチャッっていいます。
これがシフトドラムで、転倒時にギアが入らない場合の大半は、ここが原因だったります。
星形なんですが、欠けている部分があると思います。
ここがニュートラルの位置になります。
たいていこのパーツを変えれば、修理は完了しますが、今回はここではないようですね。
という事で、逆の手順で組み立てていきます。
次の場所をあたるか・・・
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