突然エンジンが、かからなくなった。パワーが落ちている気がする。 バルブステムの交換作業! Dトラッカー KLX250
今回は、表題のバルブ交換作業となります。
まずはエンジンのトップカバーを外して、シリンダーヘッドだけの状態にします。
ばらし方は、これまでのブログで説明しています。
そしたら、まずはバルブリフタを外します。
このバルブリフタ組付け時には、エンジンオイルを塗布します。
そうすると、小さなシムがあるので、外します。
このシムは各場所が決まっているので、外す際は、ちゃんと元の位置に設置するようにしましょう。
今度は、【10本セット】バルブスプリングコンプレッサーセット 車&バイク用 バルブ交換 車輌整備 バルブスプリング圧縮 解体 脱着用 ツール 汎用を使用して、スプリットキーパという小さな半円のものを外します。
締め付けていくと、キーパーが浮いてくるので、ピンセットで外します。
これでバルブが外れます。
ちなみに組付け時には、キタコ(KITACO) 二硫化モリブデングリス 5G 高級タイプ 0900-969-00120を塗り付けてから、組み立てます。
尚、バルブスプリングには向きがあり、スプリングのピッチの密度が濃い側がバルブ側であり、密度の薄い側がバルブリフタ側になります。
つまりは、写真の通りですね。
組付け時に間違えたので、クランク内で、カツカツとぶつかる音がしたから外してみると、ちょっと曲がっていました。
通りでエンジン掛からないわけだ。
腰上オーバーホールする際は、圧死点を合わせたうえで、何周かクランキングして、問題なければ、エンジンを回すようにしましょう。