Dトラッカー KLX250のチューブレス化およびタイヤ交換!α-13・α-13sp・メッツラーM5履いてみた。 モタード オフロード車
ここのところ、RX−01 タイヤの限界を感じ始めたので、ハイグリップタイヤに変更しようと思いましたが、その前にメリットが多いチューブレス化に着手しようと思います。
チューブレス化によって得られるメリットで、
・ 選定タイヤの種類が豊富になる
・ 軽量化
・ パンク修理が容易になる。
この点でしょうか?
中でも、軽量化によって得られる加速感の向上は、ありがたいですね。
ただでさえ、レーサーレプリカと比べると非力なので、少しでも加速向上に貢献できればと考えています。
また、今回は公道用タイヤとして評価の高いαー13を装着しようと思っています。
現時点のRX−01ですと、フロントやリアタイヤがずりずりと滑るので、倒しこみにかなり不安が残ります。
かといってRX-01 spec R にしても 早い段階で、限界が見えてきそうなので、
軽量化も併せて期待できるαー13に変更する事で、更にバンク角が深くなることを期待しています。
では、早速スタートします。
まずは、SK11(エスケー11) エアチャックガン グリップ ホース長 400mm ATG-001 を使用して空気を抜きます。
これは、エアーを入れることもできますが、横のボタンみたいのを押すと、エアーを抜くことができます。
エアーが抜けたら、タイヤレバー(300mm) 3本セット を使って、リムからタイヤを外していくんですが、この時、ホイールに傷がつきますので、Garage.com1 もっと使いやすく 改良品 薄型/柔らかな リムプロテクター 3本セット
を使用するといいです。
ちなみに、タイヤビードブレーカー レッド 15〜21インチ対応 TOOL244 TOOL244 を使用するのが一番良いですが、あまり費用掛けたくない方は、とりあえずレバー三本購入しておけば、代用できます。
レバー三本をリム付近に並べて、足で上から踏みつければ、ビードブレーカーを使用したような感じになります。
体重軽い人は難しいでしょうが・・・
レバーは絶対に必要なので、購入してください。
3本使って、少しずつ、てこの応用で外していくとリムから外れます。
逆側も同様にして外していきます。
外すとこのゴムのカバーがあるので、とりあえず外しておいて下さい。
そしたら、まずは、脱脂。
容器の中には工業用アルコールが入っていますが、マネキュア落とすアセトンなどでやるといいかもしれませんね。
コストダウンにつながるでしょうし。
それと、セメダイン 高硬度タイプ シーリング材 金属用シール S585HF 333ml カートリッジ グレー SE-113とタジマ コンボイジャスト (コーキングガン) CNV-JUST
を使用します。
これは変成シリコン系のもので、通常のシリコンとは異なります。
まずは、脱脂をして、ウエスなどでふき取ります。
そしたら、変成シリコンを塗布して、さらに、仁作 ステンレス製 コーキングヘラ 24mm巾 No.539 を使用して、軽く押し込みます。
目地にちゃんと入り込ませる為だけに使用していますので、シーリング材を押し込んだら、多少周囲をふっくらさせておいて下さい。
これで、硬化するまで1日待ちます。
硬化したのが確認できたら、今度は、保護の意味で、ニトムズ:ニトムズ 自己融着テープNO11 19×10 J2540 型式:J2540を巻きます。
これはブチルゴムで、テープ同士がくっつくと、接着されるというやつですね。
これをぐるりと一周回して、変成シリコンを塗布した場所全てを保護します。
で、最後にさらにリムバンドで保護します。
これは、外すときに付いていたやつですね。
今度はタイヤをハメていきますが、(STRAIGHT/ストレート) ビードワックス 40g 36-775 がないと厳しいので、掲載写真のやつよりも安いビードワックスをここで紹介します。
ビードワックスをリム全域に塗り、
さらに、タイヤのリムに入り込む部分にも、塗布します。
塗布ができたら、まずはタイヤ側面を見て、矢印の向きを進行方向に合わせ、
タイヤ側面に付いている黄色の印とエアー入口をおおよそ合わせます。
タイヤのバランスを合わせるために重要ですね。
まず、片側面は手で押して入れます。
それができたら、もう片側も入れていきますが、ある程度は、手で入れこむ事も出来ますが、ある程度いれたら、写真のように、膝でリムからタイヤが外れないように抑えながら、
更に、タイヤレバーで残りを少しずつ押し込んでいきます。
全て入ったら、エアーを入れます。
この時、Dトラッカーのメーカー指定は、
フロント 2kpf/cm2
リア 2.25kgf/cm2
なので、それよりも少し多めに入れていくと、パン!!という音と共に、リムが立ってきます。
完全にリムが立ったら、今度は減圧して、適正の空気圧に設定してください。
私は今回、タイヤが公道用ハイグリップなので、メーカー使用よりも若干減圧して、
フロント 1.9kpf/cm2
リア 2.15kgf/cm2
にします。
サーキット走るんであれば、更に減圧するのでしょうけど、今まで、タイヤ交換は、タイヤ屋さんにやってもらっていたので、タイヤの圧力を調整したことないです。
少しずつ様子を見ながらやっていこうと思います。
今度は、タイヤのバランスを見ます。
実際タイヤ見ていると、どこも重さが一定しているように思えますが、若干異なります。
なので、ウエイトを付けて、バランスを見るんですね。
これやらないと、一定の速度になると、ジャダーが出たりして大変なので、しっかり行ってください。
ちなみに、バイク用ホイールバランサー ブラック TOOL551 TOOL551を使うといいです。
まずは、バランサーにセットしてくるくる回していくと、最後止まる時に、どちらか重いほうへ引っ張られます。
つまりは、重いほうが下に来るという事ですね。
引っ張られたら、今度反対の部分に、ウエイトを仮止めします。
再度回してバランスが取れたら、(何回回しても、同じ位置で止まらなくなったらバランスが取れているという事になります。)ウエイトの接着をします。
タイヤはDUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ スポーツマックスα-13H 前後セット 110/70R17 54H TL + 140/70R17 66H TL 二輪 オートバイ ですが、リアは130から140に変更されました。
結構ギリですけど、150履けないのかな?・・・・
尚、新品のタイヤに交換するとワックスが掛かっているので、とても滑りやすいです。
少しずつバンクしてタイヤの皮むきを行っても良いんですが、結構危ないんですよね。
そこで、タイヤのワックスを剥離するのに、「アセトン」を使用します。
これを使用する事で、ワックスが簡単に除去する事ができます。
とりあえず、チューブレスにした感想ですけど、そこまで軽量化できているのかな???
あまり変わらないように思えるけど・・・
RX−01の方は熱が入る前からコンパウンド柔らかいけど、それに比べるとαー13は、カッチカチ。
熱が入り始めると、路面濡れていても、RX−01より断然グリップします。
ただ、倒しこみで、どこまでも倒れていくので、慣れるまでは少し手こずるかもしれません。
普通に乗っている分には、十分なグリップで、スパコルと比べて、冬場のような冷間時のグリップでも安心して乗ることが出来ます。
といっても、「スパコルと比べて」の話ですからね。
冬の走り始めで、何も暖まっていない時のグリップは、ノーマルタイヤよりも断然劣ります。
少し倒して走ったら、スリップダウンするでしょう。
実際なんもないところで、スリップダウンしましたし。
走り始めのような冷間時のスリップは、一気に止まる事無く滑ります。
温まっている時は扱いやすいんですけどね。
ただ、上記の事を考慮しても、スパコルは完全に「走り専用タイヤ」、αー13は、「走り」と「普段乗り」を兼ねそろえている感じです。
1年を通して乗車すると考えても、かなり良いタイヤなんじゃないかな?
ちなみに上の写真は
DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ SPORTMAX α-13SP リア 140/70R17 M/C 66H チューブレスタイプ(TL) 325332 二輪 オートバイ用
DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ SPORTMAX α-13SP フロント 110/70R17 M/C 54H チューブレスタイプ(TL) 325331 二輪 オートバイ用
なんですが、ただのα‐13と比べて、「冬でも」温まりがめちゃくちゃ早く感じましたので、普段乗りや、ちょっと峠等行きたい場合には、いいですね。
ただし、滑り始めのツルッとした感じは一緒で、結構深いバンクしている時に、この感じは、一瞬ヒヤっとします。
でもコントロールしやすい滑り方ですけどね。
これは、温まりが通常のα‐13と比べて早い分、たまに峠行く程度でも、5000km程度しか、もたないと思います。
こちらは大型に履いているんですが、α‐13と比べて、冷間時に、いきなりバタッて倒さなければ、かなり安心して走れます。
冬でも安心して走りたいのであれば、温度依存が少ない
メッツラー METZELER スポルテック M5 インタラクト110/70 ZR 17 M/C 54W TL フロント 2028100
METZELER(メッツラー)バイクタイヤ SPORTEC M5 INTERACT リア 140/70R17 M/C 66H チューブレスタイプ(TL) (R) 二輪 オートバイ用 2470600
は、かなりおススメです。
もちは相当よさそうですし、何より膝すりタイヤとして売り出している事もあり、滑る感じが、ほとんどしません。
峠で、そこそこな感じで走る分には、不自由は感じませんでしたね。
ただし、コーナー中にアクセルを結構開け気味にして走ると、ムニュムニュと潰れた感じというのか、そんな感じがします。
滑るときは、ダッダッダッて感じですが、怖くはありません。
通勤7割、峠2割、サーキット1割の人には、お勧めです。
普段から乗っている人なら尚の事。
私は、しばらくリピートします。
値段も安いですし、何より10000qぐらいもちそうな勢いなので、コストパフォーマンスが良いですね。
冬のタイヤ選びとして 安心して乗りたいのであれば、メッツラーM5 → α‐13SP → α‐13 → スパコルの順番でしょうね。
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