「カッカッカ」「カリカリ」っとなって、ギアの入りが悪い(入りずらい)ので、腰下オーバーホールをDIYする! Dトラッカー KLX250
本日は、以前より着手したくないなーって思っていた腰下オーバーホール?について。
購入後、すぐに転倒して一速ギアが入らなくなってしまったんですが、一速ギアの必要性が感じられなかったので、今まで使用していませんでしたが、今度は、信号待ちなどでニュートラルから二速に入れるときに、「カッカッカ」といって、ギアの掛かりが悪く、入らなくなってきたので、しょうがなく、腰下OHに着手しました。
それではスタートです。
まずは、
・クラッチカバー
・オルタネーターカバー
・シフトメカニズムカバー
・腰上 を外します。
この部分については、以前のブログで詳細を説明しているので、今回は割愛させて戴きます。
まずは、写真のラジェットかけている部分については、外さないでください。
間違えて外してしまいましたが、指の部分のボルトのみ外してください。
ここと、
ここにも、ボルトがあるので、腰上のブラケットのボルトを外して、ここのボルトも外すと、エンジンを下す事が出来ます。
こんな状態ですね。
オルタネーターを外す際に、ナンカイ(NANKAI) プーリーホルダー φ60-φ120 (プーリー交換用工具) NT-0001を使用して回転しないようにしながら、
写真中央のプライマリギアナットを外し、
今度は、リアタイヤのアスクルシャフトをオルタネーターのボルトに差し込んで、締めるとオルタネーターが外れます。
専用のロータプーラがありますが、結構高いので、シャフトを代用しています。
今度はスプロケ付近にあるアウトプットシャフトスリーブとクランク付近のスナップリングを外して、
マイナスドライバーは入るところが二か所あるので、そこをドライバーで少しづつコジると、
カバーが外れます。
シフトフォークを外して、検査。
シフトフォーク自体の曲がりがないかを確認して問題なければ、今度は、シフトフォーク爪の厚さを測定。
使用限度が4.8mmになっているので、今回は問題なし。
シフトフォークのガイドピン外径は、使用限度が5.8mmなので、これも問題なし。
あとは、ガイドピンが入るドラム溝なんですが、使用限度幅が6.3mmとなります。
ミッションギアの間の溝にシフトフォークが入るので、この溝を測定して、使用限度幅5.3mmを超えてなければOk。
今回は問題なし。
今度はギアの突起部分。
この部分が欠けていれば、当然ギア抜けなんかも起きるけど、今回は異常なし。
あとは、ギアドックとギアドック穴なんですけど、これも異常は見受けられない。
今度は組み立てなんですけど、クランクケースカバーに液体ガスケットを塗布して、
バランサギアとクランクシャフトのドリブンギアのポンチマークを合わせて取り付けるんですけど、
そもそもバランサギアが上下二枚になっているので、これを上下合わせた状態で取り付けなければいけません。
あとはプライマリギアを取り付けるんですけど、半月キーがあるので、それを忘れずキー溝に差し込んでください。
全てを逆の手順で取り付けて、完成。
ギアは複雑そうに見えますが、すべてばらさない限り、「入るようにしか入らない」ようになっているので、簡単に取り付けはできると思います。
尚、正直、今回勉強にはなったけど、治らなかったです。
あとはエンジンそのものを乗せ換えるか、シフトフォーク、ギア関係を全交換になると思います。
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