フリクションプレート+クラッチ板交換 DIY 編! Dトラッカー KLX250
今回は、ここ最近、「どーもクラッチ滑っている気がするなー・・・」ってことがあったので、クラッチ板交換についてお話をしていきたいと思います。
ちなみに、正確には、フリクションプレートの交換です。
普段走っていると、高回転まで回したときに、回転数は上がるけど、進まないというか、パワーが伝わっていない気がするときありませんか?
これって、クラッチ滑りの初期段階だったりします。
これがだんだんひどくなり、どこでも滑っているようになってくると、そろそろ本格的にやばくなります。
なので、その前に交換しましょう。
では早速スタートです。
まずは、オイルをドレンボルトを外して、全部抜き取ります。
この方法については、他のページで紹介していますので、確認して下さい。
オイルをすべて抜き取ったら、クラッチカバーを取り外します。
たしかM8だったかな??
今回、クラッチカバーのパッキンは交換しないで行いますが、できれば交換したほうが良いです。
パカっと外すとこんな感じ。
クラッチレリーズシャフトは、軽くよけておいてください。
今度はスプリングが止まっているスプリングプレートのボルトを緩めます。
ちなみに、このスプリングプレートを組み込むときは、0.8kg/mで均等に締め付けてください。
クラッチカバーは、1.0kg/mです。
緩めていくとだんだんスプリングが見えてきますね。
強化クラッチにしたい人は、このスプリングを交換します。
ちなみに、このスプリングの自由長は、
標準値 35.45mm
使用限界 33.7mm
となっています。
今回は問題なさそうですね。
スプリングが問題ないと確認できたら、今度は、一度外したものすべてを取り付け、締めておきます。
ちなみに、クラッチハブボルトは22mmです。
全部取り付けたら、ギアを一速いれて、さらにリアディスクとフレームにモンキーレンチを突っ込んで、前に進まないようにします。
何故こんな事をするのかというと、センターナットが固いので、インパクトでも取れなかったりする場合があります。
そんな時には、クラッチバスケットホルダーか、デイトナ(Daytona) 36469 シザーズホルダー 36469
があれば、それを使えばいいのですが、購入したくない人は、このようにやるとクラッチ板が固定され回転しなくなるので、トルクレンチを使ってクラッチハブボルトが取れます。
その状態で、トルクレンチ + Garage.com2 ディープエアインパクトソケットレンチ22mm L22
を使って、ガーっと緩めます。
ちなみに、トルクレンチについては、別のページで紹介しています。
センターボルトが取れると、こんな感じ。
これでフリクションプレートとクラッチ板を取ることが出来ます。
では、プレートを取り除きましょう。
ちなみにDトラッカーは、一番手前のフリクションプレートだけ、ずらして取り付けるので、取り外す前に、この形を覚えておいてください。
フリクションプレート + クラッチ板がすべて取り除けると、ハウジングが取り除けます。
小さなワッシャーが二つあるので、取り付けの時にはこれも一緒に取り付けます。
新しいフリクションプレートは、取り付ける前に、袋にオイルを入れて漬けておきます。
ちなみに、クラッチプレートASSYの厚さは、
基準値 : 30.3mm〜30.9mm
なんですが、今回、ギリギリ基準値ではあるんですが、滑っているので交換します。
フリクションプレート単体の厚みの
基準値 : 2.92mm〜3.08mm
使用限度 : 2.7mm
です。
ちなみに、クラッチプレートASSYは、この順番で入れていきます。
あとは、逆の手順で取り付けて、最後にオイルを適量入れるだけ。
お客様から私への成績表です。
ポチっと押してくれた数が多ければ、それを指針にして活動を行なっていきます。