エンジン回りからカシャカシャ音がする カムチェーン交換について Dトラッカー KLX250 オフ車
本日は、エンジン回りからカシャカシャ音がしたり、アイドリング状態でエンジンが止まってしまったり、アフターファイヤーがひどいので、カムチェーンの「交換」をしようと思います。
以前のブログでは、カムチェーンの「調整」についてお話をさせて頂きましたが、すでに限界まで調整しているので、交換となります。
この作業はめんどくさいので、ずーっと後伸ばしにしてきましたが、いい加減ガラガラと音がうるさすぎるので、耐えられなくなってきた・・・
とりあえず、エンジンオイルとラジエター液を全て抜いて作業をするのですが、やり方については他のページで紹介しているので、確認して下さい。
クラッチカバーの取り外しについても、ちょっとコツがあるので、同じく他のページを参照してください。
尚、カバー外す前に一速に入れる事を忘れないで下さい。
それではスタートです。
クラッチプレートを外すと、クラッチハウジングが出てくるので、これを取り外します。
ちなみにクラッチスプリングボルトを締め付ける時は、7.8Nmで、クラッチカバーの締め付けトルクは、9.8Nm。
エンジンカバーを取り外していくんですが、まずは、ステップを外します。
次に、リアブレーキのリターンスプリングをプライヤーで取り外し、
リアブレーキのマスターシリンダーを外し、
オイルパイプバンジョボルトを外し、
ウォーターポンプカバーを外し、
ウォーターポンプインペラを外し、
カバーのボルトがこれですべて取り外せます。 外すとこんな感じ。
エンジンカバーの締め付けトルクは9.8Nm。
せっかくなので、オイルスクリーンは外してエアーブローしておきましょう。
オイルスクリーンで大きな金属くずと取り除き、オイルフィルターで微量のゴミを取り除く感じですね。
トップカバーを外す前に、最初に上死点を合わせます。
これは以前のページでやり方を紹介しているので、確認して下さい。
トップカバーを外して、今度はカムシャフトを取り外せるように、ボルトを取ります。
これも他のページを確認して下さい。
カムチェーンテンショナー調整のボルトを外して、
サブテンショナーのボルトも外します。
オイルポンプのギアは3つのプラスネジで止まっていますが、かなり固いです。
太目のドライバーを掛けて、ハンマーでトントンとドライバーを叩いて、思いっきり食わせて下さい。
その状態でオイルポンプのネジを取り外します。
両側のカムチェーンガイドを外します。
カムチェーン交換する時、上死点とカムの位置は必ず合わせて下さい。
合わせ方は、他のページで確認できます。
あとは、カムチェーンを外して、新しいのを取り付けて逆の手順で行います。
交換したら、音は静かになったし、アフターファイヤーの無く、アイドリングも安定。
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