本皮シート(ステアリング)DIYでの簡単補修方法! コスト優先した場合の補修方法です。
本日は、本皮シートやステアリング等の剥がれを「簡単に自分で補修出来る方法」について、お話をしていきたいと思います。
ステアリングも、シートも長年使っていくと、汚れたり剥がれたりしてきますよね。
今回は、剥がれの補修についてお話をしていきたいと思います。
まずは、この写真をご覧になって下さい。
写真では確認しずらいかもしれませんが、本皮の表皮が剥がれています。
SK11 小さい耐水ペーパー 100枚入 約32X70mm C#240・400・600・1000・1500 各20枚
まずは、補修をいきなりする前に、耐水ペーパーの#600番手で軽く表皮が剥がれている部分と、その周りをサンディングします。
サンディングが終わりましたら、今度は脱脂作業を行います。
メタノール(99%以上) [16L] 大伸科学株式会社・うすめ液・メチルアルコール・木精・カルビノール [その他] [その他]
脱脂には、工業用アルコールを吹き付けて、ウエスでふき取るように脱脂作業をしていきます。
次に必要なのは、このアドカラーの黒。
アドカラーには沢山のカラーが販売されていますので、お好みに合ったカラーを頼んで下さい。
価格は、これで300円ぐらいなので、かなりコスト抑えて補修が出来ます。
このアドカラーは、絵の具のような感じで、すぐに硬化していきます。
硬化すると、うすーい塗膜が形成されて、ゴムのようになります。
これを豆粒大の大きさで指に取り、塗布をしていきます。
この時、やさーしく、そして、すばやく塗りこんで下さい。
ぐりぐりといつまでも塗りこんでいると、あっという間に硬化して、ボロボロ、カスの様な物が出てきます。
ここは、結構コツがいりますが、上手く出来なかったら、硬化して間もない時点で、剥がして下さい。
ペローって感じで、剥がれてきます。
上手く塗り込めたら、今度は業務用ドライヤーを使います。
これは以前エンブレムを剥がす時にも使用したものになりますが、普通のドライヤーでも構いません。
ドライヤーで、周りに熱を当てていきます。
早めに乾くように行っているだけなので、適度の熱さで行えば結構です。
硬化したら、再度塗布を行います。
これを三層ぐらい盛っていくと、写真のようになります。
カスを出さないようにすばやく行い、優しく塗るのがポイント。
これが出来るか出来ないかで、仕上がりが変わります。
本皮の本当の補修と比べると、勿論、見劣りします。
周りがゴムっぽいというか、なんといいますか・・・
表皮が剥がれた状態よりは、良いかなー・・・程度で考えて頂ければ良いんではないでしょうか?
どこから見ても、補修が解らないぐらいにしたいのであれば、本皮用の塗料等やスプレーガン等も必要になってくると思います。
ステアリングを外さないで、簡単に、ある程度の出来栄えで補修をしたいのであれば、この方法が一番良いかもしれません。
お試しあれ。
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ポチっと押してくれた数が多ければ、それを指針にして活動を行なっていきます。