メーター類の警告灯が全点灯した場合の修理方法 DIYでコストダウン!! これでも治らない場合は、第二弾を発表します。
本日は、走行中、いきなりメーター内の警告等が全点灯したり、針が0を指したりする場合に、どんな原因があるかについてお話をしていきたいと思います。
といっても、これが全ての要因ではないので、私がわかる範囲でお話していきたいと思います。
私もこれには結構悩まされましたので、色々調査をしました。
原因として、
・メーターAssyの接点不良
・配線等の断線、接触不良
・ECUの故障
・その他センサー等の故障
・バッテリー容量不足
・オルタネーターの故障およびベルトの劣化
等があげられます。
で、まず最初にメーターAssy の交換やECUの故障となると大変高額になるので、安価な部分から少しずつ治していく事をオススメします。
ということは、配線の断線等になりますね。
といっても、どこが断線しているかなんて、正直素人にはわかりませんよね?
じゃあ、最低限誰でも出来る「各場所の配線のカプラがしっかり取り付けられているのか?」を確認し、そのあとに「アース線の取替え作業や清掃」をしていきましょう。
まず始めに、アース線って何?ってと頃からお話をすると、電気って、必ず+から出て、(ランプとか)抵抗を通って、マイナスにかえってきます。
バッテリーのプラスからマイナスに帰ってくる事ですね。
この中で、一番電気が通る道が、マイナスの線、つまり「バッテリーのアース線」となるのです。
断線しているかどうかは抵抗を計測すればいいようですが、普段まるで電気を扱っていない人には難しいお話になるので、悪いと想定して、お話をしていきたいと思います。
ちなみに、よく年数経過している車だと、配線の劣化というのが出てきます。
劣化して、錆が発生したりすると、それらが抵抗となって、電気の流れを阻害します。
これが、電力低下に繋がったりして、結果的にメーター内の計器類に悪さをしたりする事もあります。
この時に、アーシングなどを行うのですが、今回は、これを部分的に行っていこうと考えています。
バッテリーのアース線を、まずは取り外すのですが、ここのやり方については、前回のブログでもやり方を記述しているので、確認して下さい。
出来ればこの前に、エンジンOFFでのバッテリーの容量、エンジンONではオルタネーターが発電しているか?を電圧測定して下さい。
※この方法も前回のブログに記載されています。
さらに、オルタネーターのベルトが劣化してないか張り具合を確認して下さい。
それが出来たら、次のステップとして、アース線を取り外してきますが、アース線を取り外したら、アーシングケーブル15spを取り付けていきます。
エスコ 20sqx30cmアーシングケーブル EA812JZ-3A
このアーシングケーブルは、通常のアース線よりも電気抵抗が少なく、特殊メッキも施されているので、伝導率が良いです。
30cmぐらいで¥600-程度で販売されているので、お財布にも優しいですね。
※現在の車の多くは、ECUで管理されているので、アーシングによって、ECUに異常を起こす場合があります。
アーシングは、本来、バッテリーマイナス端子〜エンジンブロック、オルタネーター等に直接配線をまわしていき、ストレス無く電気が通るようにしていきます。
今回は、あえてアーシングの影響をあまり得られない部分で行っていますが、ご自身の責任で、どこまでを行うか?検討してください。
そして、このケーブルの接点部分に【パーマテックス】PTX 22058 チューンアップグリース 85gチューブも付けていきます。
湿度が高く、屋外駐車の多い車等は、厳しい環境に晒されている為、接触不良等の電気系のトラブル等が発生しやすくなります。
そこで、腐食から守り、漏電を防止し、通電力をアップする、このグリスを使用するのです。
バッテリーのアース線の取替え作業が終わったら、今度は、ボンネット周りのアース線を点検します。
まず、クライスラーなどでは、ボンネットを開けるとフロントタイヤの上の辺りに、アース線が取り付けられています。
両輪についているので、両方のアース端子の錆を除去し、再度チューンナップグリスを塗布していきます。
フロントタイヤ付近にあるアース線は、ボンネットから伝わった雨水が通りやすい場所に設置されていますので、必然的に酸化もしやすいです。
だから、この部分を重点的に行ってきます。
先ほどの写真だと見ずらいので、アップにしてみます。
こんなところにあるんですが、これをボルトを取り外して、酸化しているところの錆を除去します。
除去するには、ワイヤーブラシを使用して行うか、ペーパーやすり等でもいいと思います。
やすりで磨いたら、グリスを塗布して、ボルトを締め付けて完成です。
アースは多くのパーツに取り付けられていますが、フロントタイヤ付近のアースは、一番雨等にさらされる場所だったので、今回はこの部分のみの作業を行いました。
バッテリーと、ここに少し手を加えるだけで、電気抵抗が減少し、安定して電力を確保できるようになり、結果としてメーター内の警告等の全点灯が収まりました。
まずは、こんな場所から行ってみて、様子を見ながら行って下さい。
お客様から私への成績表です。
ポチっと押してくれた数が多ければ、それを指針にして活動を行なっていきます。